ローズマリー

ローズマリー

学名:Rosmarinus officinalis

科名:シソ科

抽出部位:花と茎葉

抽出方法:水蒸気蒸留法


地中海沿岸に広く自生する常緑低木。高さは大体1m前後。古代から薬用として利用された植物として名高く、聖書にもローズマリーの起源が語られる件があります。ギリシア・ローマでは復活の象徴として聖なる植物として扱われ、中世においては、ハンガリー王女に献上されたローションの中にローズマリーが入っており、王女は美しく若返り、持病のリューマチも改善、さらには72歳で再婚を果たすというエピソードがあります。

近年では、朝はローズマリー・カンファーとレモン、夜はラベンダーとオレンジの精油の香りを嗅ぐと、認知機能の改善効果があるという研究が発表され大変注目されています。(鳥取大学の浦上克哉先生の研究より)



注意

  • カンファーが含まれているため、てんかん発作の経験のある人や神経系統の弱い人、妊婦・授乳中・乳幼児は使用しない。
  • 強い精油なので、多量、長期使用は避ける。
  • 高血圧の人は使用を避ける(諸説あり)。


ローズマリーは数種のケモタイプがあります。ケモタイプ毎それぞれ成分に違いがあり、禁忌事項も異なってきますが、ここではケモタイプではない一般的なローズマリー精油の成分を目安に記述しています。



《心にはたらく》

  • 心を元気に、前向きな気持ちにしてくれる香り。
  • 試験前など、集中したい時におすすめです。



《体にはたらく》

  • 鎮痛・血行促進作用あり、筋肉痛や冷え、頭痛にも。植物オイルに薄めて塗布。
  • 去痰作用があるので、風邪をひいた時、お部屋に焚いたり吸入もよいです。
  • 消化促進に。胆汁分泌促進作用があり、脂っこい料理の消化を助けます。
  • 頭皮のトニックに。無香料のシャンプーに1%の割合で混ぜて、ふけ、かゆみ予防に。



《主な成分》

モノテルペン炭化水素類 30% (α-、β-ピネン)

酸化物類 1.8シネオール 21%

ケトン類 14%(カンファー)


《相性の良い精油》

柑橘系、ラベンダー、フランキンセンス、ゼラニウムなど








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